高次脳機能障がいとは
病気や事故などで脳が損傷されると、思考・記憶・判断・感情などの認知機能に障がいが残る場合があり、それを高次脳機能障がいといいます。
主な症状は記憶障がい・注意障がい・遂行機能障がい・社会的行動障がい・病識欠落などです。外見上わかりにくい障がいのため、周囲から理解されにくく御本人や御家族の苦しみは大きいです。
当センターは、福岡県高次脳機能障がい支援拠点施設として、相談・診断・生活支援を含むリハビリテーションを行っています。診断は、外来診察で行っています。
発達障がいとは
発達障害者支援法において「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、
その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法における定義第二条より)と定義されています。
同じ障がい名であっても症状は多彩で個人差が大きいのが特徴です。
日常生活の困り感も様々です。 ご本人・ご家族・周囲の方々が、その認知特性を理解し社会生活を心豊かに送れるように支援していきます。
①相談・外来診療
水曜日 午後 完全予約制
電話受付 092-944-1041
ご用意いただくもの
高次脳機能障がいの場合
(1)脳画像データ
(2)紹介状もしくは診断書等
(3)健康保険証
発達障がいの場合
(1)母子手帳 通知表(小学校・中学校・高校)
(2)作文 絵など
(3)幼少時より現在までの経過(受診歴など)
(4)健康保険証
②個別評価
臨床心理士による神経心理学的評価や日常生活状況をもとに
総合的に診断します。
③リハビリテーションおよびハビリテーション(通所・入所可)
個別に認知機能特性を評価し、日常生活動作やコミュニケーション場面、
就労を想定したプログラムなど、リハビリテーションおよびハビリテーション
を実施し、就労・就学支援を行います。
④就労・就学支援
ご本人の認知特性を学校や職場が適切に理解できるよう、
わかりやすく説明し対応します。新規就労に関しては、
就労関係機関と連携し進めていきます。
撮影 村上 努
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